2021/12/03
今では世界中の多くの愛好者に知られているLAPUAN KANKURITですが、その類稀な製品がどこで生まれたか、生まれているかは、意外と知られていません。
ブランド名の由来となった「ラプアの職工たち」というフィンランド語が語源にあることは、多くのWebサイトコンテンツで紹介されており、もはや周知のことと思いますが、Lapua(ラプア)という街はどんな街で、LAPUAN KANKURITの工場はどんなところなのか、そして、そこで働いている方々がどういう想いで、この優れた製品を生み出していることを知ったら、私たちは、LAPUAN KANKURITに共感し、もっと好きになるに違いありません。
そんな想いから、今回は、ラプアのこと、ファクトリーのこと、織り手のことを調べてみました。
ラプアン カンクリのあるラプアは、フィンランドにある人口が約1万4千人のとても小さな町です。そして、下記がラプアの町の風景です。これらの画像は、ラプア市の公式サイト(※)のギャラリーから引用させていただきました。北欧らしい美しい街並み、水に恵まれた穏やかな四季が印象的です。
人々の穏やかな暮らしの中に、自然の息遣いが聞こえてきそうで、ファンタジーの世界に紛れ込むような錯覚に陥ります。
ラプアン カンクリの織り物工場は、テキスタイルのモチーフにもなっている樹木が生茂る閑静なところに、のびのびと建っています。ストリートビューで降り立つと、通りからは「LAPUAN KANKURIT」の看板も見えます。
ラプアン カンクリのファクトリーは、Googleマイビジネスにも登録されており、そこにたくさんの工場内の写真が掲載されています。ここで私たちを魅了して止まない世界的にとても高いレベルの織り物生産が行われていると思うと感無量です。
>>ラプアのファクトリーをGoogleマイビジネスで見る自然の中で伸びやかに笑顔あふれた姿が実に印象的です。右端に4代目の経営者のエスコ・ヒェルトさんの姿もあります。
その姿には、伝統を守りながら、先駆的な試みで世界で最高のテキスタイルを開発し、人々の暮らしや環境に責任を持って取り組み、ものつくりに情熱を傾ける、オープンで経験豊かなデザイナー、織り職人らの誇りが滲み出ています。
そして、いま私たちが身に纏っているウールやリネンを実際に作られている織り手たちの姿を拝見し、改めて、素晴らしい製品の先には、それを生み出す人々がいること、そして、製品を通して想いが繋がっていることに感動を覚えざるを得ません。
そして、一度は参加してみたい工場見学もあります。
工場見学は、20名以上で約45分とのことですので、個人ではハードルが高いのですがこれはとても興味があります。
品質と環境の厳しい基準をクリアし、よりよいものを作り続けるという高い理念を共有し、生き生きと製品を紡いている織り手の方々の様子を想像するだけでワクワクしますね。
私事になりますが、北欧はデンマークとスウェーデンに少しだけ滞在しただけですので、機会があれば、フィンランドのラプア、そしてラプアン カンクリのファクトリーまで足を伸ばせたらと思っています。
<参考サイト>
※:ラプア市の公式サイト
※:LAPUAN KANKURIT Official Site(Finland)
※:織り手たち|LAPUAN KANKURIT Official Site(Finland)
※:工場見学|LAPUAN KANKURIT Official Site(Finland)
織り手と工場の画像を特別にご提供いただきましたLAPUAN KANKURITと関連各社のご厚意に感謝いたします。